消臭・調湿・清浄効果 etc・・・炭パワーのヒミツ !?
料理の燃料、空気や水の浄化まで、炭の用途は様々
炭の歴史は古く、平安時代に中国より正式な製法が伝わったとされています。そして今もなお燃料として利用され、調理の際の火持ちの良さや焼き上がり、味の良さを引き出す要素として活用されてきました。最近では燃料として使用する以外にも、脱臭や水・空気の浄化作用等が注目され、生活の中のさまざまなところで利用され始めています。なおかつ天然素材で健康・環境に優しく、また効果が半永久的ですので、環境面での優れた効力も魅力の一つです。
炭の性質や特徴は、製造工程・原料によって変化します
炭には様々な種類があり、原料の違いはもちろんのこと、釜の形・温度・焼き方によって性質も変わります。大きくは黒炭・白炭・竹炭に分ける事ができます。
白炭![]() |
主に馬目樫(ウバメカシ)、粗樫(アラカシ)などを原料とし備長炭・ナラ白炭が有名です。
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黒炭![]() |
主に椚(クヌギ)、樫(カシ)、楢(ナラ)などを原料とし、岩手木炭が有名です。
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竹炭![]() |
主に孟宗竹(モウソウチク)・真竹(マダケ)などを原料とした竹炭が有名です。
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炭の優れた能力は目に見えないミクロの穴が関係しています
炭の内部には小さな孔が無数に存在し、この穴が様々な能力を発揮します。この無数の孔は、木の成長に必要な水や養分を吸い上げるための管が炭化することで収縮して出来たミクロ菅と、さらにミクロ菅の壁から分岐するマクロ菅で構成されています。これらの穴の表面積は、ピーナッツ一粒分でテニスコート一面分程の広さを持っています。